山本理顕の展覧会

 

 

パリのIFA(Institut francais d'architecture)で山本理顕氏の展覧会が6月22日から9月18日まで催されている。

 

それに先立って17日にはコミッショナーの三宅理一氏を交えてパリ日本文化会館で山本氏の講演会が催された。

 

81年に日本人建築家の一人としてパリビエンナーレに参加して以来、海外での個展はこれが初めてだということで、フランスでもほとんど紹介されていない。実を言って20年ほど前に彼の作った住宅を訪れて以来、氏がこれ程多くの仕事をしているとは知らなかった。

 

今回の展覧会は86年以降の作品が中心で集合住宅と公共建築が中心となっていて、初期の住宅が記憶にある者にとって、驚きを覚えるのは当然である。展示はほとんど全てがスライド或いはヴィデオで、広島のプロジェクトの模型が唯一、映像の背景として使われている。

展示に関しては第一室が埼玉県立大学のプロジェクトで黒い床の中央に縦2m、横3mほど白く塗られた部分に図面が映写されていて、人はその上を歩くこともである。一方の壁にタイトルが投影され、その正面に床の映像と同じくらいの大きさの画像で、山本氏が建物の中を歩きながら解説しているヴィデオが映し出されている。ヴィデオが建築を伝える一番良い手段であるかは疑問が残るが大きな画面で、建物の雰囲気は最も良く伝えられるかもしれない。次の部屋は埼玉県立大学をスライドでテーブルに映し出している。

 

 

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