ディヴォンヌ中央幼稚園 photo

 

 

 

 

敷地は衝の中心を横切る大通りから1本入ったモンブラン通りと大きな庭をもつ一戸建ての並ぶ通りの角地にあって、ふたつのタイポロジーの交差するところである。

 

このプロジェクトはふたつのフイギュール(形態)から構成されている。ひとつはエケール(直角)で、もうひとつはカープ(円弧)である。ふたつのフイギュールは都市のタイポロジーを表すと同時に、幼稚園と保育所といった機能の違いを表している。

 

大通りからモンブラン通りに入るとすぐに白いエケールが浮かび上がってくる。正面性のあるファサードにショーケースのような透明性が目を引き、人をエケールの下のエントランスへと導く。ファサードに対して直角な白い壁は敷地の奥行を見せる。モンブラン通りに面した白い面の終わりに円弧の一部が見え、歩を進めるとその妻面のファサードがある。独立柱と壁によって支えられた屋根の下にモザイクの壁があり、左にはスロープの踊り場が見え、屋根の上に出た円弧の白い壁が続く。その壁からわずかに離れて内側を青く塗られた白いエケールが建物の終わりを告げる。

 

歩道に突き出したモザイクの床、エケールの軒を通り過ぎるとエケールとカープの間につくられたホールに入る。ホールにある柱ともち上げられた2階部分がそれを示唆する。このホールからわずかに曲がった小路のような廊下が先に延び、左手に子供たちの家であるクラスの扉がある。右手には裏庭が見え隠れする。正面には2階に延びるスロープ、カープしたモザイクの壁、大きな屋根の架かった屋外遊戯場を通して外部へと視線が抜けていて、ホールと外部が一体になる。

 

 

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